文明の進歩で冷えがつくられる
最近では季節を通じて気温の変化など、常に冷えを引 き起こす原因があります
夏のクーラーを例にとってみると、ここしばらくの酷暑 により外気温と
室内の温度が ひどい場合には15度も違うことがあります
そうなると人間の持つ体内センサーが持つ寒さに対する反応が狂ってくるのです
また涼しい部屋を出たり入ったりするとこの狂いはもっと大きくなります
本来人間の体の機能には、外気温に敏感に反応するようにできています
暑い時は体温を下げるため汗をかき、寒い時は体温を 守るために厚着をするのです
つまり冷えとは、外気温との付き合い方と密接な関係 にあるのです
知能が高い人類はこのような外気温の差を、空調機で克服しようとしたのです
「やっぱクーラーは人類の至宝。まさに科学の勝利」という言葉もありますが
この文明が必ずしも正しいとは限りません
「文明は文化を駆逐する」という有名な言葉がありますが
言い換えれば 文明は人間の本能を駆逐するとも言えると思います
いまや冷房のない職場は屋外の仕事は別としてほとんどないと思います
コンビニやデパート、電車やバスタクシーに乗っても必ず冷房が効いています
言い換えるなら人間は常に冷蔵庫から出たり入ったりしているような
生活をしているのです
このような環境はおそらく人類有史以来初めてでしょう
しかしこの快適な裏にはある種のリスクがあるのです 。
つまり現代の冷は夏に作られているといってもいいでしょう
また日本人が裸でいても25度の気温なら寒さを感じないと言われています
これらが基準となってエアコンの温度は27~28度がよいとい われるのです
長時間過ごすのであれば25度よりは少し高い温度設定が望ましいのです