冷え性を防ぐ

私は長年冷え性に悩まされてきました。冷えに悩まされている方々のお役に立てればと思います

バランスのとれた食事で冷えをとる

西洋医学で言うところのバランスのとれた食事とは、糖質脂質タンパク質などの栄養素をバランスよく摂りなさいという表現をします。 冷えを取ったり体を冷やさないようにするためには食べ物の種類 、栄養素、を過不足なく満たす他に、バランスも考えなければなりません。

東洋医学でいうところの体が温まる食品を、たくさんとればいいと思われがちですが、これも度を越すと体のバランスが崩れます。

現代の西洋医学の薬は食べ物からは作られていませ。しかし漢方薬は基本的に食べ物から作られています。つまり体を滋養する最高の薬は食べ物なのです。

日々の食事は医療と同じと考える、それが医食同源という考え方です。医食同源の考えから言えば、バランスの崩れた食事や不規則な食べ方などをしていれば、病気になるのは当たり前です。

野生動物で例えると、彼らは胃の調子が悪くなるとゲンノショウコという草を食べます。体のバランスを保つために本能がそうしているのでしょう。

しかし悲しいことに人間は本能からそういう機能を喪失してしまいました。だから人間は自分で意識して体に良い食事を、しなければいけなくなってしまったのです。特に体が冷えている人は陰の食品を食べたがる傾向があるので気をつけなければいけません。

体の冷えが取れてくると自分には何が不足していて、何を補っていかなければならないのかが自然と理解できるようになります。そうすれば今日はこれが食べたいという欲求が起こってきます。

自然と体がバランスのとれた食事を求めているのです。このような感覚は人類にまだかすかに残された本能なのかもしれません。