冷え性を防ぐ

私は長年冷え性に悩まされてきました。冷えに悩まされている方々のお役に立てればと思います

きちんと食べて冷えを防ぐ

基本的に植物でいうと、葉や実といった地上から上にあるものは体を冷やし、地下にある芋や大根などの根菜類は体を温める働きがあります。

しかし同じ地上の上にできるものであっても夏が旬のものと、冬が旬のもの比べるとやはり冬が旬のものの方が体を温める力が強いといえます。ほうれん草などがその一番の例です。

せっかく体を温める食品であっても冷蔵庫に入れて物理的に冷やしてしまえば、残念ながら効果はあまり期待できなくなります。このような時は食品を常温になるまで待ってから食べることが大切になります。

逆に言えば体を冷やす食品でも、焼いたり煮たり、炒めたりして火を通す調理をすれば、いわゆる東洋医学でいうところの陰の要素が弱まります。

現在では残念ながらりんごにはいろいろな農薬が、散布されていると言われていますですので、生のままでそれを食べるのには抵抗があるでしょう。 農薬のことを無視すれば本当はりんごの皮を捨てるのは、栄養同じことになるのです。りんごの皮には重要な酵素がいっぱい含まれていて、じつは体にとてもいいものです。これらはにんじんや大根などにも言えることです。

こういった大事なところを捨てずに全て食べることによって、体のバランスを整える食事の方法もあります みかんの白い袋や、魚の頭や内臓などにも栄養分はかなり含まれています。魚を全部食べることや、みかんの外の皮以外は全部食べるこういう食事の仕方を、一物全食といいます。

薬膳と言うと中国料理だけだと思われがちですが、実は日本料理こそ薬膳であると言えます。日本料理をコースで注文した場合、出てくる食材はすべて薬用になるものばかりです。例を上げれば、大葉、小豆、大豆、小麦、米、生姜、大根、百合根いずれも生薬そのものばかりなのです。

つまりは漢方薬に使われる生薬が料理になって並んでいるのと同じになります。 昔の日本人は知らず知らずのうちに、このような食事をしてきたのです。

ですのであえて薬膳などと言わなくても、普段通りの日本食を食べていれば薬膳を食べているのと同じになるのです。

これらの他にも鍋料理や豚汁、けんちん汁などは体を温めるのに最高の料理だと言っても過言ではありません。