冷え性を防ぐ

私は長年冷え性に悩まされてきました。冷えに悩まされている方々のお役に立てればと思います

脂肪による冷えは女性にとても多く見られる症状

女性にとって冷え性を招きやすい大きな原因にファッションやダイエット、そして脂肪があります。

 

脂肪による冷えは女性にとても多く見られる症状です。 なぜなら体質的に見て男性に比べ女性の方が体脂肪が多いからです。

 

また妊娠や出産にむけ、体を保護するために脂肪は下半身により多くつくのが女性です。 もともと脂肪は体温を下げないための役割を担って必然的に身体に備わっているものです。

しかしながらこの脂肪はいったん冷えてしまうと、やっかいなことに、 なかなか元の温度には戻りません。 これが冷え性の原因になるのです。

体の脂肪は夏場にクーラーによりかなり冷されます。 この冷え切った脂肪は冬になっても減らず、冷たいジェルマットのようになって体を覆うのです。

野生の動物は本能により体の脂肪量調節する力があります。 寒い冬が近づくと体に脂肪を溜め込み冷えから体を守り、夏場には狩りなどをするために 十分動き回るので余計な脂肪は全て燃焼します。

つまり季節にあった調整がうまく行われているのです。 人間はこれらの動物と違い脂肪の量を自分で調整することができません。 その原因は何でしょうか。

まず現代人は食料手に入れるために狩りをする必要が全くありません。 極端に言えばじっとしていても食べ物を口に入れることができるのです。 つまり文明によって非常に便利な生活を送れることにより、脂肪を燃焼させるほど体を動かさなくても 生活が出来るのです。

それ故に脂肪の量を調節する機能を喪失してしまったのです。 これらは家畜にも言えるでしょう。

今や夏の暑さは空調機能により遠い昔のものとなってしまいました。 本来なら夏にこそため込んだ古い脂肪を汗とともに排出せねばならないのに 現代では夏場はクーラーで冷えているため排出することもままならず、その結果ため込んでしまうわけです。

つまりは夏は体に溜め込んだ毒素を排出するとても大事な季節なのです。 しかしながら現代人はこの夏を失っているように思います。 その結果脂肪は人類にとって冷えた凶器になったのです。

これらの脂肪は内臓脂肪となり肝臓、心臓その他の臓器にまとわりつきます。 これにより内臓も完全に冷えてしまうのです。 まさに冷えた凶器です。