冷え性を防ぐ

私は長年冷え性に悩まされてきました。冷えに悩まされている方々のお役に立てればと思います

血圧と冷え

疲れやすくなったという他に、コレステロール値が少し高くなったくらいの治療の対象にならない程度の男性も40から50代になると結構多くなります。

特別にこれといった自覚症状が出ないので、今まで通りの生活で過ごしていきがちですが、このような生活を続けるとすぐに病気になってしまいます。

飲み過ぎ、食べ過ぎ、寝不足をしないできちんと規則正しい生活を送り、さらに適当な運動すること、そして何よりも冷えないようにすることが、コレステロール値を正常にしてくれ、さらに病気を防ぐのです。

高血圧に関しても自覚症状がないという点では同じです。 40から50代は徐々に血管がもろくなり始めているので、急に血圧が高くなるというケースが増えてきます。

この時に下半身の冷えが関係しているときは最低血圧が上がりやすいようです。 なぜなら最低血圧とは心臓へ戻ろうとする血液の流れが上手くいっていない状態を表しています 。つまり体の隅々の血流が滞っているということです。

このような最低血圧が高い原因が冷えである場合、やはり足を温めることがいちばん良い治療法です。 下半身の冷えを取り除くことにより血流が良くなり、そうすればすぐに最低血圧は正常に戻ります 。

ちなみに最高血圧が高くなる原因は、血流や血管に何かの抵抗があり心臓が血液を送り出すのにかなりの負担を強いられているパターンが多いようです 。

真夏にクーラーの中で足を冷やすと血圧は必ず上昇します 。日ごろから血圧が高めの人は特に注意をして下さい。今や冷房は冷えを招く人類の所産となっているのです。

こどもの冷え性は非常に深刻な問題

こどもの冷え性は非常に深刻な問題を含んでいます。3歳から小学生ぐらいまでの低体温の子供たちがこのまま同じような生活を続けていけば、彼らの時代の平均寿命は今より大幅に下がり60歳ぐらいになるのではないかという学者もいます 。

体温が低くなれば脂肪や糖分が十分に燃焼できず、その結果、高脂血症や糖尿病を招くのです。近い将来は動脈硬化や高血圧の子供がいても何ら不思議ではありません。

最近のデータを見ても成人病は、確実に低年齢化してきているようです。 高脂肪で高タンパクのインスタントな食品ばかりを食べ、野菜類はほとんど取らず、また冷蔵庫の中の冷たいものを飲み続けるといった、生活を続けているとあっという間に子供であれ成人病になるのです 。

このような現代の食生活の変化のため、低体温の子供たちが成人病の危機にさらされる時期は年々早まることになりそうです 。成人病は老化といえます。かわいそうに現代の子供達は冷えにより若いうちからどんどん老化し始めているのです 。

悠長にに人生85年などと言っていられるのは、今の40代あたりの人が最後の世代になってしまう可能性もあります。

また成人した男性も冷えが進んでいる人は、早い時期に老化現象が出てきます。 ある種成人病もその老化の一つなのですが、男性更年期というケースで現れるのが最近多くあるようです。つまりは更年期もまた老化の表れということです。

子供の冷え性

自分は先天的な冷え性なのだろうかと不安になる人がいるかもしれません。小さい時から虚弱体質であれば、それは間違いなく先天的な冷えと言えます。

これらの他に風邪をひきやすい、元気がない、疲れやすい、鼻水を出しやすい、食欲があまりない、といった状態も先天的な冷えの人に多い症状です。

またおねしょを小学校高学年位までしていた人も、先天的な冷えがある場合が多いようです 。おそらくその子よりその時お母さんが冷え性だったことが原因になっている場合が多くあります。なので子供のおねしょはお母さんは頭ごなしに、しからないでやってください。

後天的に冷えを貯めた人は、子供の頃は元気いっぱいだった可能性が高いです。 ほとんどの子が風邪を引いたことがない、兄弟と争ってご飯を食べていたという人はまず先天的な日はないと思って間違いはないでしょう。

冷えは大人だけでなく子供にも前からありました。 こどもの冷えは、もともと先天的な冷えをいいます。ところが今は後天的に冷える子供が非常に多くなっています。

これは生まれた時は健康であった子供が、後天的に冷えを貯めるような生活を送っていると考えられます。

冷え性は遺伝する?!

私は生まれながらにして冷えを持った典型的な冷え性の人間です。先天的な冷え性の人の場合は、母親も冷え性であるケースが多いというデータも出ています。冷え性の母親からは消えた子供が生まれる確率が極めて高いようです。

徹底的に冷えてしまった女性は極めて妊娠しづらいです。しかしその状況なんとか打破して妊娠し、出産した場合、もともと体は冷え性ですから、妊娠していた十月十日というのはとい胎児にとって、母親の冷えによる低体温が生活環境になり、子宮や羊水が低温であることが影響し、その子も生まれながらにして低体温になってしまいやすいようです。

冷えたお母さんから冷えた子供が生まれやすい、というのはこれらのことから言えるのです。 虚弱体質の子の場合低体温の子が多く、逆に言えば低体温ゆえに虚弱体質になってしまったと言えるでしょう 。

なので母親のちょっとした不注意で冷えをためてしまい、冷え性になって子供を生むと、先天的に見えた子供が生まれる確率が高くなるということを、頭の中に入れておいた方が良いでしょう。

食べすぎが冷えを招く?!

ダイエットの最中に食べないのは冷えにつながりますが、役に食べすぎもまた冷えにつながります。 理由は至って簡単で食べ過ぎると脂肪過多になるからです。

食べ過ぎということはエネルギーが、過剰に体内にあることを意味します。 そうすると体はこの余ったエネルギーを蓄積しようとするのですそれが脂肪です。

当然脂肪は皮下脂肪だけではなく、内臓脂肪や血管の中にも脂肪は付着していきます。 そうすると体の中のあちこちが脂肪だらけになってしまいます。

高脂血症とは血液中のコレステロールや脂肪が過剰になった状態です。 こうなると血液がドロドロになり、それにより血流がどうしても悪くなります。

そのために血液は新鮮な酸素や栄養など体のあちこちに十分に運べなくなり 各臓器の働きが鈍ってしまい、冷えやすくなってしまいます。

昔の日本では宗教上の都合で動物性の脂肪や、動物性蛋白を十分にとることができませんでした。 このために血管が弾力を失ってしまい、脳出血を起こす人がとても多かったのです。

しかし最近では食べ過ぎによる脂肪の過剰摂取で、狭心症脳梗塞心筋梗塞を起こす人が非常に増えてきています。 昔に比べ大幅に食糧事情が良くなったにもかかわらず、昔とは逆の病気が増えてきたという皮肉な結果が起こっているのです。

このようなことから冷えないためには食べ過ぎもいけませんし、食べなくてもいけません。 バランスの良い三食をきちっと取り、間食などをせず規則正しく食べることが、冷えを防ぐ一番の方法です。

脂肪による冷えは女性にとても多く見られる症状

女性にとって冷え性を招きやすい大きな原因にファッションやダイエット、そして脂肪があります。

 

脂肪による冷えは女性にとても多く見られる症状です。 なぜなら体質的に見て男性に比べ女性の方が体脂肪が多いからです。

 

また妊娠や出産にむけ、体を保護するために脂肪は下半身により多くつくのが女性です。 もともと脂肪は体温を下げないための役割を担って必然的に身体に備わっているものです。

しかしながらこの脂肪はいったん冷えてしまうと、やっかいなことに、 なかなか元の温度には戻りません。 これが冷え性の原因になるのです。

体の脂肪は夏場にクーラーによりかなり冷されます。 この冷え切った脂肪は冬になっても減らず、冷たいジェルマットのようになって体を覆うのです。

野生の動物は本能により体の脂肪量調節する力があります。 寒い冬が近づくと体に脂肪を溜め込み冷えから体を守り、夏場には狩りなどをするために 十分動き回るので余計な脂肪は全て燃焼します。

つまり季節にあった調整がうまく行われているのです。 人間はこれらの動物と違い脂肪の量を自分で調整することができません。 その原因は何でしょうか。

まず現代人は食料手に入れるために狩りをする必要が全くありません。 極端に言えばじっとしていても食べ物を口に入れることができるのです。 つまり文明によって非常に便利な生活を送れることにより、脂肪を燃焼させるほど体を動かさなくても 生活が出来るのです。

それ故に脂肪の量を調節する機能を喪失してしまったのです。 これらは家畜にも言えるでしょう。

今や夏の暑さは空調機能により遠い昔のものとなってしまいました。 本来なら夏にこそため込んだ古い脂肪を汗とともに排出せねばならないのに 現代では夏場はクーラーで冷えているため排出することもままならず、その結果ため込んでしまうわけです。

つまりは夏は体に溜め込んだ毒素を排出するとても大事な季節なのです。 しかしながら現代人はこの夏を失っているように思います。 その結果脂肪は人類にとって冷えた凶器になったのです。

これらの脂肪は内臓脂肪となり肝臓、心臓その他の臓器にまとわりつきます。 これにより内臓も完全に冷えてしまうのです。 まさに冷えた凶器です。

文明と引き換えに冷えが増えていく

現代人の冷えの原因はクールボックス、クールドリンク、クーラー

のこの3つのcが原因であることがほとんどです

現代人は何でも冷蔵庫に入れて冷やして食べようとする傾向が強いです

牛乳、野菜、果物何もかもが冷蔵庫に入っており、それをそのまま

口にしてしまうのですから冷えないほうが不思議です

中でもクールドリンクには特に注意が必要です

最近では飲み物はコンビニや自動販売機で気軽に買えるようになっています

自動販売機で冷やされている飲み物は冷蔵庫で冷やされているのと同じ温度です

今は街を歩けばどこ行っても、コンビニや自動販売機を見ることができます

そのため子供、大人を問わず、さらには季節を問わずたいしてのども

乾いていないのに冷たい飲み物を、ついつい飲んでしまっているのが現代人なのです

これらの水分は運動していれば汗や尿などで排泄されます

しかしながらこの素晴らしい文明の恩恵を十分すぎるほど受けている

現代人は慢性的な運動不足に陥っています

これにより体に必要以上の水分が溜まり、身体が冷えやすくなるという

環境に陥っているのです

これらのことから考えると冷え性の人は増える一方で、

少なくなることはないと思います

なぜなら生きる環境自体が、冷え性を量産する場になっているからです

便利なが文明と引き換えに冷えが増えていくのです