食による冷え
外気などの外的要因による冷えのほかに注意しなければいけないのは
体を内面から冷やす食です
この食とはいわゆる食べ物、飲み物も含まれます
井戸水の温度は年間を通じて14度から15度にキープされています
この温度が体に入ってもよい最低の温度の目安だと言われています
つまりはこれ以下の温度は体の負担になるのです
ジュースやビールなど冷蔵庫に入れておくとおよそ4度位に冷えます
それを飲むという事は体温を10度余計に奪うということになるのです
これらの冷たい飲み物が体に入ってくると胃は14度から15度まで
これらを温めようとします
冷たい飲み物によって胃壁の血管が収縮して血行が悪くなるため
交感神経がこれを働き、これらを温めようとするのです
コップ1杯ぐらいならあまり問題はありませんが、冷たいジュース、水、
牛乳など年間を通じて飲み続けたり、またはいちどに大量に飲むと
実は体にはものすごい負担がかかっているのです
ある実験によれば氷の水の中にマウスを入れると、ストレスによって1時間後に
胃潰瘍になったという実験データもあります
つまり冷たいという刺激はこのくらい大きなストレスになるのです
さらにそれでもまだ冷たい飲み物を飲み続けると、胃を過ぎ
今度は腸に負担がかかり腸も冷えてしまいます
腸が冷えると腸はこの冷たいものを体の外に出す出そうとするため下痢になります
また人によってはこの冷えをため込んで便秘になる場合もあります
もともと人間の体は害のあるものは体の外に排泄するようにできています
しかしながら先ほどのように便秘になる人は冷えを体にため込んでいるのと
同じになります
余分な水分を体外に出し体を温めようとして起こる下痢や嘔吐は正常な反応です
これらの反応が鈍くなってくると上手く排泄ができずに冷えを招き
それが原因により様々な症状につながって現れてきます